2022/09/24 15:25
白米やパンというのは、主食だからしっかりと食べないといけない?
とか、控えるべきではないという認識の人が多いのではないでしょうか。
私が学生の頃は、朝ごはんはおにぎりだけでしたし、何も知らない頃はあんぱんやメロンパンなどを子供の朝ごはんとして出していました。
振り返れば、10代頃の自分は微熱を良く出し、精神的なことでお腹の具合が悪くなることが多く、顔色も悪く病弱な感じでした。
30代後半になった現在は、あの頃よりもとってもパワフルでメンタルも前向きで生きやすいです。
もちろん、子供たちも病院に行くことも無くなり、反抗期らしいものも無い。
一方で、周りのお子さんたちに目を向けて見ると、、、
いじめがあるわけではないのに、学校に行けないとか慢性的な不調を抱えている子が目立つようになりました。
朝が起きられない、朝食が食べられない、片頭痛持ち、教室に入れないなどなど。
そんな中、「医者から無理に学校に行かせなくても良い」と言われて悩む親御さんに会うことがありました。
お話を伺ってみると、月経が来てから症状は悪化していき、精神的なことで腹痛やムカムカが起こるんだとか。
ブログを読んでくださっている方だと、もう原因はお分かりですよね。
「鉄不足」なんだろうなぁと、チェックリストを見てもらうと該当項目がいっぱい!!!!
さらに、メンタルが不安定ということで、「ビタミンB不足」についても確認してもらったところ、同じく多数該当。
※B群はメンタルに関わる栄養素なので、精神薬が必要な方に特に不足していることが多いです。
しかし、鉄と同様にビタミンB群も単純に補えばいいというものではありません。
まず、なぜビタミンB群が不足してしまったのか?を理解して、改善していかないと意味がないですよね。
現代人で一番多い原因は、「炭水化物(糖質)の摂りすぎ」です。
炭水化物(糖質)の代謝にはビタミンB1を必要とし、摂取すればするほどB1を大量消費し不足してしまうんです。
主食だというのに、質的な栄養不足を引き起こすとんでもない「栄養ドロボー」だということ。
▼「ビタミンB1」詳細(外部リンク)
この他にも、肝機能に関わるビタミンB6は飲酒により不足しやすくなります。
私の体験なのですが、高タンパク質を続けていたことでB6が不足していたのか、メンタルが落ち込んだりコレステロール値が高くなったことがあります。
サプリメントでB群(B50)を飲んでいたので、まさかB6が不足するなんて思いもしなかったのですが、B6を追加したところ気持ちも数値も短期間で改善しました。
また、EAAを取り入れた知人が不調となり、B6を補充したところ即回復したという話も。
プロテインやアミノ酸で手軽に栄養を補うことができるものの、肝機能が追い付かないケースもあるのかもしれませんね。
というわけで、それぞれに不足している原因を見つけ、対策を行いながら補うことが改善の近道です!!
▼「ビタミンB6」詳細(外部リンク)
B群は全てそろって機能するものなので、それぞれ均等に摂取することが理想と言われています。
サプリメントで補う場合には、バランスよく配合されたものを選ぶと良いですね。
▼栄養学が学べるおすすめ本「食べてうつぬけ」