2022/08/24 19:30

健康診断などで脂質異常症が判明すると「脂質や糖質を控えるように」と指導される場合がありますね。


これは、動脈硬化になって脳梗塞などのリスクが高まらないよう、予防のための対策かと思いますが、、、

悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールのすべてが悪さをしているわけではなく、超悪玉コレステロールと呼ばれる「酸化LDL」が炎症を起こし動脈硬化をすすめることが分かっています。

脂質に関しては、特に低温で固まる飽和脂肪酸(バターやラード、ココナッツオイル)を控えるように解説するサイトもありますが、酸化しにくい油なので私自身は制限はしていません。

一方で、サラダ油や米油、大豆油などの不飽和脂肪酸は、酸化しやすく炎症を引き起こしやすいため買うこともありません。

実際に、油を変えたことで手のひらの炎症(掌蹠膿疱症)が改善し脱ステロイドに成功された方がいらっしゃいますが、ファーストフードの揚げ物を食べた後には再発してしまったそうです。

これが血管で起これば動脈硬化症ですね。

私自身の経験ですと、LDLは230まで上昇した際に「あなたの年齢でこんな数値は見たことがない」とまで医師に言われたものの、動脈硬化の検査(頸動脈エコーやABI、MRI)では血管がピッカピカで血管年齢はマイナス10歳以上と検査担当にほめていただきました☆

もう一つ、誤解の多いのが卵です。

コレステロールが多い食べ物として、いまだに「卵は1日1個まで」と指導を受ける場合があるそうです。

ところが、コレステロールというのは、肝臓で必要量を調整して作られているため、食べ物からの影響は少ないことが分かっています。

▼外部リンク「omron」

2015年には厚生労働省が食事からのコレステロール摂取の上限値を撤廃。

食べ物から摂取するコレステロールが、そのまま血中LDLや酸化LDLに影響を及ぼすわけではないということです。

このような情報をもとに、私が実践した対策は服薬ではなく、食事と栄養。

(血管の状態が良く「高LDL=動脈硬化」とは限らないと認識していたものの、家族に脳梗塞などの血管系の病気が多いため数値を下げることにしました)

肝臓の働きを良くしてみようと、肝機能の補酵素であるビタミンB6を飲んでみたり。

お肉中心の食生活から、DHAやEPAを意識して魚料理の割合を少し増やしてみたり。

ナッツや海藻類、キノコ類などで食物繊維の摂取量も少し意識してみたり。

自己流でしたが数ヶ月ほどでLDLは150くらいまで下がっていました。

この間、飽和脂肪酸も卵もしっかり摂っていましたよ(笑)

中性脂肪が気になる方は、omronのサイトにもあるように糖質を控えてみると良いと思います。

(検査直前や前日に脂肪分をたくさん摂取すると、高く出ることもあるので注意してみても)

高血圧の方は、血糖値のコントロールやマグネシウム不足の解消が大切ですし、すでに血管にプラークがたまっている場合にはビタミンEで対策していきますが、いずれの場合も理解のある医師にご相談くださいね。

以上のように、Low Carb Houseでは飽和脂肪酸が身体にやさしいと判断し、バターやココナッツオイルを使って糖質オフスイーツをお作りしています☆